バリアフリー対応にするにはどうすればいいですか?

Q.両親と同居を考えています。今住んでいる住居をバリアフリー仕様にしたいのですが、どうすればいいのでしょうか?

A.まずは玄関です。玄関は段差を無くして、スロープにするのが理想です。もしつけられない場合は、手すりが必要となります。そのときできれば手すりは両側にあるとより便利です。

次に廊下、階段、寝室です。廊下の幅は車椅子が壁などにぶつかることなく通れる広さが必要となります。また、廊下や階段には手すりがあると良いです。
また寝室ですが、高齢者や障がい者の方のなかには、一日のほとんどを寝室で過ごす方もいらっしゃると思います。
寝たままでも外が見えるようにするなど過ごしやすい環境を整えたり、布団だと上げ下ろしが大変なので、ベッドがいいと思います。

トイレですが、よほど広い住居でなければ完全なバリアフリーにするのは難しいかもしれません。可能ならば、車椅子ごと入れる広さにしたり、引戸にするのもよいでしょう。

洗面所・脱衣所には椅子を置き、座ったまま洗面や服の脱衣ができるといいですね。
すべりやすい浴室には、すべり止めマットを敷きましょう。

キッチンは、火を使わないIHクッキングヒーターに取り替える、食器棚や冷蔵庫は低いものにするなど、配慮する必要があります。

ご自宅が家族全員の寛ぎの空間になるよう心がけていただければと思います。